木々は光合成でCO2を吸収し、炭素を体内に固定します。固定された炭素は、製材になっても木から出ることはありません。燃やさない限り空気中へ放出されないのです。つまり木の家は、炭素の収納庫の役割を果たしているのです。
一方、木が伐採された山では植林が行われ、その若木は新たにCO2吸収の担い手となる。木の伐採・利用は、ともすると自然破壊のイメージがありますが、正反対。CO2の吸収・収納を繰り返す、自然の温暖化対策なのです。
★国でも、京都議定書の二酸化炭素削減目標達成に向けて、「木づかい運動」を展開。国産材の利用を促進して山村を活性化し、CO2を吸収する元気な森林づくりを目指しています。
伐採は計画的に。
かつて世界の一部で無計画な伐採が自然を壊したことがありました。しかし地球規模で環境問題が叫ばれるいま、監視の目は大変厳しく、国産材はもちろん、輸入材も計画的な伐採・植林のもとで生産されています。